モバイル充電器はどれがいい?
容量をチェック
容量は、mAhという単位で表され、数値が大きいほど多くの電力を蓄えられます。
- 5,000mAhのモデルは一般的なスマホを約1回充電でき、日帰りの外出におすすめです。
- 10,000mAhのモデルは、約2回の充電が可能で、容量と携帯性のバランスがよく通勤や通学に適しています。
- 20,000mAhのモデルは、約3~4回充電でき、長期の旅行や複数デバイスの充電にピッタリ。
- タブレットなど容量の大きな端末の充電にも適しています。
電力変換ロスなどにより定格容量の60~80%程度しか使えないのが実情です。
10,000mAhの容量で3,000mAhの機種を充電するとき、実測では2回前後になるのが一般的です。

対応端子と出力をチェック
対応端子と出力は、手持ちの端末にあわせて選ぶことが大切です。
- 端子の種類
- 端子の種類には、おもにUSB Type-CやUSB Type-A、Lightningがあります。
- iPhone
- iPhoneはモデルによりLightningかUSB Type-Cに対応し、AndroidはUSB Type-Cが多く採用されています。
- 必要な出力の目安
- スマホが18~30W、タブレットが30W以上、ノートPCなら60W以上です。
充電速度を重視したい方は、出力18W以上を基準にして選んでみてください。
出力は充電速度に関わる数値で、数字が大きいものほど充電スピードが速くなります。

急速充電できるかチェック
急速充電は、素早く充電を済ませるための重要な機能です。
- 代表的な規格には、USB Type-Cで利用される標準規格のUSB PDや、Android端末を中心に普及しているQCがあります。
- 急速充電を活用するには、モバイルバッテリーと端末に加えて、ケーブルも同じ規格に対応する必要があります。
- 独自の技術を利用する場合は、専用ケーブルが必要になるケースが多いため、あわせて確認してみてください。
スマホだけのご利用であれば20~30W。ノートPCやタブレットの充電であれば65W以上のモバイルバッテリーがおすすめです。

本体サイズと重さをチェック
本体サイズと重さは、持ち運ぶ頻度や使用シーンにあわせて選ぶのがおすすめです。
- 基本的に、バッテリー容量が増えるほど本体のサイズも大きくなり、重量が増える傾向があります。
- 日常的にバッグへ入れて持ち歩くなら、重量が200g以下の軽量で小型なモデルが携帯しやすく便利です。
- 目安として、5,000mAh以下の製品は100~150gで、ポケットにも収まります。
- 10,000mAhの製品には200g未満のモノもあり、スマホに近いサイズ感です。
5,000mAh前後のモバイルバッテリーは、本体が軽くて小さく、ポケットや小さめのバッグにもすっきり収まります。
20,000mAh以上のモバイルバッテリーは、スマホを3~4回程度フル充電でき、タブレットやワイヤレスイヤホンなど複数のデバイスにも余裕をもって対応できます。

安全性で選ぶ
安全性を重視する際は、PSEマークの有無を確認しましょう。
- マークがない製品は発火やショートのリスクを伴う危険性があります。
- 基準強化に対応し、過充電保護や温度検知といった保護機能を備えているかもチェックしてみてください。
- 安全性を高めるうえで、バッテリーの種類も重要な要素です。
- 劣化した製品を使い続けると危険性が増します。
日本国内で販売されるモバイルバッテリーには、「PSEマーク」の表示が義務付けられています。
PSEマークのないモバイルバッテリーは、日本国内での製造、輸入、販売が禁止されています。
ケーブル内蔵モデルと直挿しモデル
ケーブル内蔵モデルは、別途ケーブルを持ち歩かずに充電できるのがポイントです。
- バッグの中で絡まる心配がなく、取り出してすぐに使えます。
- 軽く小さなサイズ感の製品が多く用意されているのも特徴です。
- プラグを備えたコンセント直挿しタイプなら、充電器も不要になり荷物を減らせます。
- ただし、容量が少なめの製品が多い点に注意して選んでみてください。
ケーブル一体型は本体にケーブルが内蔵されており、外出時の忘れ物防止に役立ちます。
ワイヤレス充電対応モデル
ワイヤレス充電対応モデルは、対応するスマホを本体に乗せるだけで充電が始まります。
- ケーブル不要なので、断線や絡まりもなく便利です。
- なかには、マグネットで機器に固定しながら使える製品もあります。
- 置く位置がずれると効率が低下し、余計な熱が発生してバッテリー劣化につながる可能性があります。
- 正確な位置に合わせるのがポイントです。
Qi2.2規格は最大出力25Wと有線に近い速度で充電が可能です。
パススルー機能
パススルー機能は、バッテリー本体の充電とスマホなどへの給電を同時に実行できる機能です。
- 通常の製品は本体の充電が優先されますが、対応モデルなら機器両方をまとめて満充電に近づけられます。
- 旅行などで、本体と機器の両方の電池残量が少ないときに活躍。
- 夜間に1度つなぐだけで両方を充電しておけるのがポイントです。
- ただし、給電する電力が上回る場合は本体への蓄電が追いつかないケースもある点に注意しましょう。
防災・非常用のモデル
乾電池式やソーラー式モデルは、コンセント不要なので停電時にも活躍します。
- 乾電池式は手持ちの電池ですぐに充電できるほか、コンビニなどで手軽に入手可能です。
- 長期保存できる電池を使えば、非常時の備蓄品として役立ちます。
- ソーラー式は太陽光だけで充電できるため、電源がない屋外でも重宝します。
- ただし、天候に左右されやすく夜や屋内では充電できない点に注意が必要です。
長く使うための注意点
長く使うためには、充電残量を20~80%の範囲で保つことが大切です。
- 満充電や完全に放電した状態で放置すると劣化が進んでしまいます。
- 長期間使わない場合も、適度に充電した状態で保管しておきましょう。
- 充電しながらほかの機器へ給電する使い方は、本体に負担がかかるため控えるのが無難。
- 直射日光や高温多湿の環境を避け、涼しく乾燥した場所で保管するのがおすすめです。
モバイルバッテリーの寿命は一般的に充放電500回前後が目安であり、膨張や発熱などが劣化のサインです。