レンズフィルターは何のために使うのですか?
保護と撮影表現
レンズフィルターとは、レンズの全面に取り付けて使用するカメラアクセサリーです。
レンズを保護するためのフィルター写真表現の手助けをするためのフィルターです。
レンズの先端に取り付けるだけで写真にさまざまな効果を与えることができるフィルター。
- レンズ表面に取り付けることでレンズを保護します。
- 「減光フィルター」とも呼ばれ、レンズに入る光の量をコントロールできるので低速シャッター表現をしたいときに利用されます。
- 色を強調する、写りをふんわりやわらかくするなど、表現に合わせて各種のフィルターがあります。
- 左の画像はクロスフィルターを使って点光源に光の線(光条)を発生させてキラキラ感を強調したものです。

保護フィルター
保護フィルターは、カメラのレンズを傷やほこりから守るフィルターです。
誤ってレンズに触れてしまったり、ぶつけたりしても保護フィルターが守ってくれるため、屋外で撮影するときや旅行などでカメラの出し入れを頻繁に行うときに装着することをおすすめします。
レンズ表面に取り付けることでレンズを保護します。レンズの色調(可視光域)に影響を与えないニュートラルカラーフィルターのほか、画質に影響を与えにくい高性能保護フィルターもあります。
- できるだけ使うようにしています。
- レンズに傷がつくと修理に出さなくてはならないのですが、高価なレンズだと1回の修理費もそれなりに高くなります。
- そんなわけで、レンズ保護フィルターで自衛するようになりました。
- レンズの前玉が大きくなってきており、よりぶつけ易くなっているせいもあります。

円偏光フィルター
円偏光フィルターは2枚のグレーのガラスを重ねた構造になっています。
外側のガラスの枠(前枠)を回すことで反射除去効果を強めたり弱めたりできます。
ファインダーを覗きながら、またはライブビュー画像を確認しながら前枠を回し、狙った効果が得られる位置を探って撮影します。
- 被写体表面の反射を弱めて緑や青空を色濃く写したいとき、逆に反射を強めてきらめきを表現したいときなどに使用します。
- この反射を円偏光フィルターで取り除くことで、鮮やかな緑を表現することができます。
- 水に泳ぐ魚を写したいときなどは水面の反射を弱めることで映り込みを消し、水の中を写すことができます。
- このガラスへの映り込みも円偏光フィルターで弱めたり強調したりできます。

NDフィルター
ND(減光)フィルターは、カメラのレンズに入る光の量を調整するサングラスのようなフィルターです。
とくに明るい環境でスローシャッター撮影をするときや、F値の明るいレンズを使用したときに、露出オーバーを防ぎ、適切な露出で撮影することができます。
NDフィルターは、写真の発色に影響を与えずに光量のみを減らす効果があります。
- 明るい環境
- 明るい環境の中で絞りを開放にして撮影しようとしたら、シャッターボタンが下りなかったり、明るく写り過ぎてしまったりすることがあります。
- 光量
- こうしたときにNDフィルターで光の量を減らして撮ることができます。
- 低速シャッター
- 滝などの水流を糸のように表現したいときは意図的にスローシャッターにして、水の流れをぶらして撮影します。
- 使用場面
- シャッター速度を遅くしたいけれど絞りを開けたくないときや、昼間の撮影のためシャッタースピードを遅くできない場合などにNDフィルターがあると便利です。

ソフトフィルターとクロスフィルター
ソフトフィルターは、光を滲ませて写真の雰囲気を柔らかくするフィルターです。
ソフトフィルターには、日常撮影に適したものから、星空撮影に特化したものまで、さまざまな種類があります。
クロスフィルターは、強い点光源からの光の線を伸ばしてきらめきを強調するフィルターです。
- とくに水面の反射や木漏れ日などの光を撮影するときにおすすめのフィルターです。
- プロソフトンとは、明るい星の光を滲ませて星座をはっきりと浮かび上がらせる効果を持つ星空撮影に最適なフィルターです。
- ほかにも、星の色を強調することができるため、星空を撮影した方にはぜひ使用して欲しいフィルターです。
- 点光源をクロス効果で輝かせるフィルターです。
サイズと取り付け
レンズフィルターを選ぶときに最も重要なのは、フィルターのサイズです。
フィルターはレンズの直径に合わせて購入する必要があるため、まず最初にレンズの直径を確認しましょう。
直径についてはレンズ本体に刻印されていますので、それを元にフィルターを選ぶことができます。
- フィルターを選ぶときには、まず取り付けたいレンズのアタッチメントサイズ(フィルターサイズ)を確認して同じサイズのものを選ぶようにしましょう。
- 取り付けの際は丸枠を持ち、レンズ先端のネジ山に回して取り付けます。
- ガラス面に触れないように取り付けましょう。
- フィルターが汚れていると写真の写りが悪くなってしまいます。
- 汚れたら掃除をしましょう。
反射とコーティング
光がフィルターガラス面で反射すると、フレアやゴーストが発生することがあります。
反射防止コーティングがされているフィルターを使用することで、余計な反射を防ぎ、クリアで鮮明な描写が可能です。
- フィルターガラスに施されるコーティングには主に「反射防止コート」と「撥水・撥油コート」があります。
- 反射防止コートをすることで、余計な反射を防ぎ、クリアな描写が得られます。
- 水や油を強力に弾くコーティングです。
- 汚れが付着しても簡単に拭き取ることができます。
- 水辺での撮影や雨天時でもストレスなく撮影でき、日頃のメンテナンスを楽にします。