動画撮影するならどのカメラがいい?
動画カメラを選ぶ際に押さえておきたいポイント
- 高速で精度が高い被写体認識機能が付いているモデルを選べば、撮影がぐっと楽になるでしょう。
- 録音のためのマイクは動画の中で思った以上に重要な要素です。
- 動画撮影を目的としたカメラを選ぶ際には外付けマイクが取り付けられるモデルを選ぶのをおすすめします。
- 動画向けに最適化された手ぶれ補正機能が搭載されたカメラがおすすめです。
- 本格的な動画撮影をするなら、ケージが用意されているモデルを選ぶようにしましょう。

動画の画質
写真の画質を表すひとつの基準に「画素数」があります。画素数とは、映像素子に並んだ光をデジタル信号に変える画素の数のことですが、テレビやモニターで鑑賞することがほとんどの動画では、あまり多い画素数は必要ありません。
例えば4kに必要な画素数は800万画素程度なので、4kで撮影するなら4000万画素のカメラを使うより1200万画素で高感度に強いカメラを使った方が画質が良くなります。

センサーサイズ
- デジタルカメラのセンサー
- デジタルカメラのセンサーにはいくつかのサイズがあり、センサーの大きさにより、高感度性能や画素数、ピントの合う範囲などが変わってきます。
- 一般的なセンサーサイズ
- 一般的なデジタルカメラのセンサーサイズはマイクロフォーサーズ<aps-c(動画ではスーパー35と言ったりします)<フルサイズ。
- 大きなセンサー
- センサーサイズが大きくなるほど背景がボカしやすい、高感度に強いなど画質の面で有利になる一方、ピント合わせがシビアになる、カメラや交換レンズが大きくなる、などの扱いづらさもでてきます。

記録サイズとフレームレート
- 動画の記録サイズには8k、dci4k、4k、フルhdなどサイズやアスペクト比によって幾つかのサイズがあります。
- 大きなサイズで撮影すると、対応したモニターで見れば高画質であること、トリミングがしやすいといったメリットがあります。
- 1秒間の映像が何コマで構成されているかを表す単位で、一般的に映画は24コマ、テレビは30コマ程度となります。
- スローモーションは、1秒間に120コマといった高いフレームレートで撮影した映像(ハイフレームレート)を30コマなど一般的なフレームレートで再生することでつくります。
- 最近の上位モデルでは4k 120pといった大サイズでのハイフレームレート撮影ができ、これがカメラの性能を計る一種のバロメーターともなっています。

ダイナミックレンジと転送ビットレート
最も明るい部分から最も暗い部分の差がどのくらい広いかを表す値で、「13ストップ」などストップという単位で表されるのが普通です。基本的に広いダイナミックレンジを持つカメラの方が白飛びや黒つぶれの少ない肉眼に近い映像を撮影することができます。
撮影した後に色や明るさを変えるカラーグレーディングを行うことを前提にしたシネマカメラは、ダイナミックレンジが非常に広いことを特徴としています。
転送ビットレートは1秒間にどのくらい大きなデータを記録できるかを表す値で、大きくなればなる程高画質に対応できるようになりますが、カラーグレーディングをしないのであればあまり気にする必要はないでしょう。
撮影後の調整
- 色や明るさを大きく変えても画質の低下が少ないことを特徴としています。
- 主にシネマカメラで採用されている形式です。
- しかし、対応したソフトやそれなりに高性能なパソコンが必要になるので、まだあまり一般的ではないようです。
- logは、グレーディングを前提としたデータ形式で、通常通り撮るよりもダイナミックレンジが広くなることも多く、圧縮データのため扱いやすいです。
- 撮影後に映像のイメージづくりをしたいならrawやlogが撮影できるモデルがおすすめです。
用途別の選び方
- 歩きながら撮影ができるコンパクトで軽量なタイプがおすすめ。
- 水平を保つジンバル機能を備えたカメラや手振れ補正機能など動きに強いタイプを選びましょう。
- マイクロフォーサーズやaps-c、ピント合わせに失敗しづらいオートフォーカス機能などの機能性も重要な要素でしょう。
- レンズ交換できるミラーレスカメラがおすすめです。
- 多くのレンズが用意されているので、動画撮影でも多彩な表現が楽しめます。
音声の録音
最近のデジタルカメラにはステレオマイクが内蔵されている機種が多いですが、音声を録音するのであれば、前方の音だけを大きな音で集音できる指向性マイクを使うのが効果的です。
指向性マイクであれば、周囲の環境音よりもカメラの前に居る人の声が大きく録音され、聞きやすい動画を撮ることができます。
- 内蔵マイクは周囲の雑音を拾いやすいため、音質にこだわる場合は3.5mmのマイク入力端子があるか確認しておきましょう。
- 外付けマイクを使えば動画撮影と同時に音声録音ができ、レコーダーを用意する手間を省けます。
- 話し手の声を鮮明に拾うなら、特定の方向の音を集める指向性マイクがおすすめです。
- 周りの環境音を含めて全体の音を均等に録音したい場面では、無指向性マイクが適しています。
- 被写体がカメラから離れて移動しながら撮影するときは、ワイヤレスタイプも候補になります。
手ぶれ補正
動きながら撮影する動画では、手ぶれも全て映像として記録されます。表現によっては大きな手ぶれが面白い効果を生み出すこともありますが、基本的にあまり手ぶれの大きな映像は見づらいのが普通です。
なめらかできれいな動画を撮りたい人は、手ぶれ補正がついているかに着目してください。手ぶれ補正があれば、撮影時のブレを最小限に抑えられます。
動きながら撮影しても微振動を抑えられるものが理想です。
記録メディアとバッテリー
- 4k撮影を前提にするなら予備のバッテリーを準備しておきましょう。
- 最近のミラーレスカメラは、usb充電、給電に対応しているモデルも多いので、モバイルバッテリーなどを使って、充電、給電しながら使っても良いでしょう。
- sdカードには動画撮影の為の規格が決められているので注意が必要です。
- sdカードの動画撮影用規格の主なものは「ビデオスピードクラス」で、一般的にはv30とv90の2つが多く流通しています。
- v30は240mbps、v90は720mbpsまでの転送ビットレートに対応していることを表しています。
対応したカードが入っていないとカメラ側からエラーのメッセージが出て撮影ができないので、記録メディアを選ぶ際には使いたいデータ形式を確認して対応したsdカードを購入するようにしましょう。
操作時のポイント
ズームやフォーカスの操作も意識してゆっくりと行うことで、見やすい映像が撮れるようになるでしょう。
実はそういったゆっくりとした動きがストレス無くできることが、動画向きのレンズの条件のひとつとなっているのです。
カメラによってはオートフォーカスのスピードを変えられるモデルもあるので、動画撮影時はフォーカスをゆっくりに設定して、スムーズで滑らかなフォーカスの動きを自動で行うこともできます。